\ えぬすぴブログ

 #1693  <<日記+写真>>

桜と百人一首

※ 桜の花の写真が下記(追記)にあります。↓↓

桜の花が咲いている時期。 暖かく穏やかな気候で過ごしやすい。

道端の花びらの量も日ごとに増えてきた。 今日みたいに暖か過ぎる陽気が続くと、早く散りそうな予感がする。

そんな訳で、百人一首の「桜」の歌が思い出された。

  • はなのいろは うつりにけりな いたづらに わがみよにふる ながめせしまに  小野小町
  • ひさかたの ひかりのどけき はるのひに しづこころなく はなのちるらむ  紀友則

世界三大美女というほど有名な小町さんにも、時の流れという古今東西で共通の悩みがあったようで。 桜の花が色あせていくのを自分に重ね合わせているのがとてもよく伝わってくる。

この歌には、一つの言葉に二つ以上の意味を持たせる掛詞(かけことば)が使われている。 「よにふる」の「よ」には「世」と「男女の仲」、「ふる」には「(世に)処する」と「(雨が)降る」、そして、「ながめ」には「物思いに耽る」と「長雨(ながめ)」という意味が込められているということで、とても技巧的。 それなのに言葉の流れがとても自然に感じるのがすごいところだと思う。

この歌に限らず、百人一首の中にはとても上手に掛詞を使って味わい深くしているのがいっぱいあるのも好きなところ。

桜01

桜02

春の歌を取り上げたけれど、選者の藤原定家さんは秋が大好きだったようで。 季節の歌は、春6首、夏4首、秋16首(!)、冬6首ということで、この数の差がはっきり物語っている。

それよりももっと多いのは恋の歌で43首(!)もある……圧倒的過ぎる(笑)。 歌の内容はと言うと、情念に満ちたものがいっぱいあって、ボクには実感としては理解できない部分も多いのだけれど。 「愛してる」や「好き」というような直接的な言葉を使わずに相手に気持ちを伝えようとしているところが好きだ。 少しずつでも暗記していきたいと思えるほど。

……と、桜と関係なくなってしまった(いつものことだけれど)。

ボクもいつか「恋」ができるようになるのだろうか……体の性別の都合で無理っぽいのだけれど、今日が昔になるくらい後でも全然OKなので、いつかできたらいいな。

それで桜を眺められたら、きっともっと深く想えるはず……。

うつりゆく容姿とは関係なく、目に見えないところの想いは色あせないはずなので。

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