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ドナー登録 〈◎〉

先週の4月3日のことになりますが、骨髄バンクへのドナー登録をしに行ってきました。

これまでも関心は持っていましたが、最近は特に強くなって、実際に行動に移そうと思いました。

条件として“病気療養中または服薬中の人では登録できない”ということになっています。 ボクが毎日服用している女性ホルモン剤もであることに変わりはないので、もう無理だろうと思ってきていましたが…。 ひょっとしたら、もし提供することが決まったとして、その時点からでも服用を止めておけば影響がなくなっていくのかも知れないとも考えました。

ボクの場合では、お医者さんから必ず飲むようにと言われている訳ではありませんし、精神的なことはともかくとして、体の健康を守るために必ず飲まなくてはいけないという性質のものではないかも知れません。 ずっと止めるというのでは、精神的な限界を超えてしまうように思いますが…。 少ない量で10日くらい過ごしても体には特に不調は出ませんでしたし、まだ試したことはないですが、連続1ヶ月以上飲まないでいても大丈夫かも知れません。

中途半端な決心かも知れませんが、いつものように何もしないのよりはよいという風に思い込むことにしました。 受け付ける場所が近所にあることも分かりましたので、行くのが大変ではありません。 だめで元々でも、とにかく実行しようと思いました。

ただ、申し込みには予約が必要だということに気付くのが遅れてしまったり、休日も挟むことになってしまったりして、申し込みの電話をしたのが受け付ける曜日の前日になってしまいました。

電話で話すのも苦手で、今回は特に緊張しました。 ドナー登録をしたいということを告げて、その後は聞かれるままに名前や住所などを答えていきました。 薬を飲んでいますかと聞かれたら正直に言うことにするのは決めていましたが、どのタイミングでどう切り出したらいいのかを考えているうちに、いつの間にか予約ができて日時が決まっていたという感じでした。

今考えると、落ち着いた後にまた電話し直せば良かったと思えるのですが…。 細かいことはその場に行ってから話すようになっているのかも知れないと、勝手に考えてしまいました。

そして、次の日になりました。 到着して、受付の人にどこに行ったらよいのかを教えていただきました。 案内された窓口には、ドナー登録関係のパンフレットのほかにHIV関係のものもたくさん置いてありました。

そこで少しだけ待って、部屋まで案内をされて、担当の方に会いました。

一通り説明を受けて一区切りついた時に、実は薬を飲んでいるということを話しました。 説明するために持ってきた薬をバッグから出そうとしましたが中に入っていなくて、いつもと違うバッグに入れてしまったことに気付いて焦りました…。

自分の事情をどう話せば良いのかをしばらく考えてから、
「……きちんと診断はされていませんが…性同一性障害のようなので……女性ホルモン剤の薬を飲んでいます」
と話しました。 知らない人の前で実際に話すのは久しぶりで、初めて病院に行って打ち明けた数年前の気持ちを思い出しました。

特に詳しく事情をたずねられることはありませんでした。 薬の名前を言って、どんなものなのかも話しました。 お医者さんに調べていただく必要があるということで担当の方が退室している間に、「チャンス」(ドナー登録のしおり)のビデオ(約10分)を見ました。 骨髄移植推進財団のホームページでも見ていた、Flash版の「チャンス」と同じものでした。 大切なことを見逃していないか確認しながら見ていました。 その間も、最初に電話で話しておけば良かったかも知れないと思って、申し訳ないような気持ちでいっぱいになっていました。

見終わるころに担当の方が戻ってきました。 そして、採血をすることができると聞いた時には、ほっとしました…。

「チャンス」を見た後で印刷できる登録申込書の方は忘れずに持ってきたので、まだ記入してなかった所を書いて提出しました。 ドナーカードの他に記念品などもいただいて、更に申し訳ないような気持ちにもなりましたが…。

案内された部屋で血圧を測って採血をしました。 血液をかき混ぜる機械(?)の上に、ボクの前に登録したと思われる人の血液もありました。

採血が終わって、これで完了ということになりました。 思っていたよりも早かったです。 建物の中に入ってからの時間にしても30分もかかりませんでした。 焦った気持ちになることがありましたが、疲れはしませんでした。 家に戻って落ち着いてきてから、少しずつ実感が出てきました。

これからも薬を飲み続けるつもりですし、お医者さんの判断でボクのは除外されてしまうことがあって、「幽霊ドナー」になってしまうのではないかとも考えますが…。 また、現在はお互いに相手の情報は分からないような仕組みになっていますが、もし将来分かるようになったとしたら、気持ち悪がられるかも知れません…。

体(性別)のことでは、自分では嫌だと思っていることばかりです。 でも、そればかり感じていては良くないです…。

満55歳の誕生日に期限が来るまで、体だけでも少しは役に立たせてもらえる可能性ができたと考えると、その分心が軽くなるようにも感じます(こういう動機は不純かも知れません…)。 今までは8年前から持ち歩いている臓器提供意思表示カード(日本臓器移植ネットワーク)だけでしたが、また少し可能性が増えました。

「元気に過ごせるようにしていきたい」という気持ちが強くなるように感じます。 ほんの少しかも知れませんが、自分だけの体ではないという自覚も生まれたように感じます。

日本骨髄バンク
支えあう いのち こころ
骨髄移植と骨髄バンク
日本骨髄バンク
このシンボルマークは、
骨髄液を採取する腸骨をイメージし、
患者さんと提供者(ドナー)の方の二つの腸骨が重なりあい
ハートを形づくり、その重なりあった部分が
骨髄液を象徴したデザインとなっています。

ドナー登録のしおり
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チャンス
ドナー登録のしおり
厚生労働省
骨髄移植推進財団

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コメント

おりりん : 無事に済んだね♪
提供者が多いに越した事はないし
合うか合わないかはすごく複雑な事だしね!
登録しても合わない場合の方が多いんだし。

最近は腎臓移植で問題になってるけど
やっぱりマニュアル通りじゃ解決できないしね…
輸血だってそうだし。

ユイちゃの行動で助かる人が出来るわけだし
すごいと思います。
みんな自分の事をユイちゃみたいに考えられる時が
きたらもっと素敵な日本にかわりそうでいいですね。

献血と同じでやっぱりご褒美は頂かないとw
ユイ : >おりりん
30万人になると患者さんの9割で合うそうだね。数字上ではあと数万人になるけど、色々なことが起きて、数字通りにいかないことも多いということなので…。

いつどこで役に立たせてもらえるのか分からないので、ちゃんと心構えをして健康を目指していきたいと思うよ。

それから、昨日、データセンターに登録されたという通知も届いたよ。
ArenaK : 荷馬車が揺れる
私にも愛のドナドナー登録してください。w
ユイ : >ArenaK
相手の指定はできないことになってるからね。

愛の方だったら、好きな相手とできたらいいよね…

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