\ えぬすぴブログ

 #823  <<性別関連>>

小2の途中から「女の子」として登校

ただでさえ難しいのに、学年の途中での「切り替え」ということになるので、とても珍しいということだった。

事情については全校児童には校長先生が、クラスの保護者には母親が説明したということだけれど、認められたというのはすごいことだと思う。

まわりの理解だけではなくて、まだ8歳だったからOKというのもあったと思う。 もしも小2じゃなくて「中2」とかだったら、実現の可能性など限りなく低くなったはずなので。

4年前のニュースも思い出した。 「女の子」として登校している小学生がいるというのをボクが初めて知ったときのこと。 そのときも書いたことがあるのでよく覚えている(→ “ほんとうのじぶん” - #251)。 時代が変わってきていると感じた。

 → ほんとうのじぶん ―性同一性障害の子どもたち - 神戸新聞Web News

こちらの二人(兵庫の小学二年生と神戸の小学四年生 ※当時)の場合は入学したときから「女の子」としてだったから、大きな混乱は起きなかったみたいだけれど。 時間が経って、そろそろ難しい時期になってきているはずだから、今ごろはどうしているのかな…と思う。

やり直しできることとできないことがあるから、服装より先のことになると判断や決断は難しそう。 服装だけなら‘着替えられる’から戻れるけれど、体は‘着替えられない’から。

第二次性徴期の「生理的な変化」が大きな転機になるのは確かなはず。

まわりの理解があることや女の子に見られることなどで大丈夫だと分かったら、それまでにしておいて、ホルモンの薬のこととかは考えなくてもよいわけだし。

まわりの考えには関係なく、自分自身の考え――自分の体をどう感じているか――が重要になるはずだと思う。

ボク自身、第二次性徴期のころは「あきらめ」と「虚無感」でいっぱいになっていて、その後も意志の力では抵抗できないと思い知らされ続けることになった。

もしも第二次性徴が何もなかったとしても、同じように体の性別のことを嫌だと感じ続けてきたと思えるけれど。 それでも、経験しないようにできるのなら経験したくなかったから。 自分のことを女の子(人)だと思えるはずがなかったし、今でも思い知らされているから…。

先のことはまだこれからでも、楽に過ごせるようになれたらうれしいことだから、ニュースに出てきた子どもたちも“ほんとうのじぶん”で過ごせるようになれたらいいな…と思う。

ここから、ボク自身のこと。

カミングアウトしたあと、母は「育て方」のことも何度も気にしていた。 そのたびにボクも何度も「そんなことは全然ないから」と言った。

ボクの場合、環境の影響はない…と言うか、あるはずがない。

「女の子扱い」なんて全然されたことなかったし、もちろん女の子に見えることも全然なかったし、もちろんボク自身も自覚してよく分かっていたし…(苦笑)。

物心ついたときにはもう女の子の服が好きだったし、特にスカートはかわいいと思ってあこがれていたし、童話を読んでも目が行くのはお姫様のドレスだったし…(照笑)。

まわりに影響されたからではなくて、元々の気持ち(心)なんだと思う。

ボク自身がスカートを実際にはいたのは小学4年生のころ。 母が出かけて留守の間に…という風にして。 ほんのちょっとだけの間だけのことで、女の子の服で過ごせるなんて夢みたいなことはできるはずがないと思っていたころだった。

小中学校でも女の子のことを意識していた。 「仲間」にはなれないのでおしゃべりするのも悪いような気持ちがしていて、本当にほとんど話すことがなかった。

それから25年ほど過ぎて…。

女の人とも普通に話せるようになったのは、本当に最近のことで、ほとんど友だちのおかげと言ってもよいくらい。 ただ、今でも意識するのが女の人というのは同じ…(照)。

それから、ちゃんとした(?)スカートで実際に出かけられるようにもなれた。 最近3年間で3回のことだけれど。

女の人らしい服であればあるほど「自分の体が‘女の人’ではない」ということを余計に思い知らされることになるので、なるべく深く考えないようにして落ち着くようにする必要があるんだけれど。 それでも、想像ができて本当にうれしいと感じることもできるから。

今日、ニュースを読んで「スカートで通えるなんて、とてもうれしいだろうな」と思えたのも確かなんだけれど。

良かったと思うのよりも、「でも、ボクには関係ない」「うらやましい…」という気持ちの方がずっと強くて。 「ボクも同じくらい早くからできたら、今よりはもっと楽な時間を過ごせたかも…」みたいにも思ってしまって…。

いつものことだけれど、自分の心の狭さや醜さを改めて思い知らされる…。 性同一性障害についてのニュースからよく感じることで、今日に限ったことではないんだけれど。

それで気持ちが沈んできて、じっとしていると落ち着かない感じになってきたので、歩くことにして買い物に行ってきたところ。 今日も寒かったけれどそれで頭を冷やすこともできたかも…と言うか、帽子をかぶるのを忘れていたから本当に冷えたんだけれど(苦笑)。

そして、買ってきたパンを食べて温かい紅茶を飲んで一息ついて。 夕方から書いてきて、いつの間にかこの時間。 書くことに集中するようにして、落ち着けるようにした。

ボクにもできることがあるのを確かめるように。 そして、できないのを「性別」のせいにしないように…。

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